天皇陛下は来る3月27日から29日まで沖縄をご訪問になる。
「
陛下はこれまで10回に亘って沖縄を訪れておられる。
皇太子時代に5回、ご即位後に5回だ。
最初は沖縄の祖国復帰3年後の昭和50年。
沖縄国際海洋博覧会の開会式(政府出展施設の合同開館式)
ご慰霊の為、
「ひめゆりの塔事件」が起きている。
左翼過激派による突然の火炎ビンの投擲(とうてき)
その夜には、
沖縄の人々に向けてご発表になった。
「
努力していきたいと思います。
払われた多くの尊い犠牲は、
あがなえるものではなく、
これを記憶し、1人ひとり、
県民の皆さんには、過去の戦争体験を、
人類普遍の平和希求の願いに昇華させ、
いかれるよう心か
又、開会式の前夜に開かれた「お茶会」
次のような印象を述べている。
「
の3名であった。
わたしたちは皇太子殿下が琉球の歴史と文化について、
(梅棹忠夫『
同年8月26日の記者会見では
「気持ちとしては、また(沖縄に)
とおっしゃっておられる。
これは異例のご発言だった。
陛下と沖縄の直接の“出会い”
その後、陛下は
「
あがなえるものではなく、人々が長い年月をかけて、
これを記憶し、1人ひとり、深い内省の中にあって、
とのお言葉を、自ら誠実に実践してこられた。
今回の沖縄行幸(
その1つの区切りとなるものだろう。